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キャリア・就職

行政書士・司法書士試験対策講座

清和大学で学んだ法学の知識を活かして、社会的地位が高く、高収入の職業に就くことも可能です。

行政書士試験対策講座(前期開講科目)

行政書士とは、行政書士法に基づく国家資格で、官公署に提出する書類及び権利義務・事実証明に関する書類の作成を業とする法律専門職です。例えば、建設業や運送業を営む上で必要とされる各種営業許可、外国人の在留許可など官公署の手続から、契約書や遺言書など権利義務に関する書面作成まで、業務範囲がとても広くなっています。

行政書士試験に合格すると、自分の事務所を設けて法律専門職として独立開業することも可能です。

また、法律専門家の基礎的素養を有する人材として、企業の法務・総務・人事労務などで活躍する途も開けます。

独立して開業した場合には、自分で働き方を決めることができます。例えば、結婚・出産・育児・介護などのライフイベントに合わせた働き方が可能です。また、行政書士の事務所は、これまで個人事業主としての開業が主流でしたが、現在では「行政書士法人」という一種の会社組織としての事務所形態も認められています。

ですので、行政書士として自宅を個人事務所にして自分の希望するペースで働くことも、行政書士法人を設立し“起業”といった視点からビジネスに取り組むこともできます。

そして、清和大学に学ぶみなさんは、法学部の授業で修得した法的思考力や法的知識を行政書士として活かすことができます。例えば外国人が日本で安心して生活や仕事ができるようお手伝いしたり、争いを避けて円満に相続が完了するよう遺言書や遺産分割協議書を作成し、人のために役立つことのできる、とてもやりがいのある仕事です。

本講座では行政書士試験に合格するため、何をどのように学習しなければならないかをお伝えし、毎回過去問を通じて受験指導をしていきます。法学部で法律を学ぶみなさんの積極的なチャレンジをお待ちしております。

行政書士・司法書士試験対策講座
行政書士・司法書士試験対策講座
行政書士・司法書士試験対策講座

司法書士試験対策講座(後期開講科目)

司法書士とは、法務局及び裁判所に提出する書類作成と手続の法律専門職です。具体的には、不動産の売買や相続等に関する不動産登記手続、会社の設立や合併、役員変更等の法人登記手続を主たる業務とします。

また、一定の研修と考査を経て法務大臣の認定を受けた司法書士については、簡易裁判所における訴額140万円以下の訴訟、民事調停、仲裁事件、裁判外和解等の代理及びこれらに関する相談も業務とすることができ、この範囲では弁護士と同様に訴訟代理人として法廷に立つこともできます。

さらに、家庭裁判所から選任されて、成年後見人、不在者財産管理人、破産管財人などの業務を担当することもあります。

司法書士試験に合格すると、事務所を設けて法律専門職として独立開業することもできますが、登記や訴訟の専門知識を有する人材として、司法書士事務所のほか不動産会社、金融機関、一般企業の法務・総務部門での勤務の途も開けます。

その高度の専門性と有資格者の希少性から司法書士資格に対する社会的評価は高く、法曹三者(裁判官、検察官、弁護士)に並び“第四の法曹”と称されることもあります。

そして、清和大学に学ぶみなさんは、法学部の授業で修得した法的思考力や法的知識を司法書士として活かすことができます。その活躍の場は、不動産取引のほか会社設立・合併等の会社法務、相続手続や高齢者の成年後見、少額の訴訟など、広範囲にわたります。

本講座では司法書士試験に合格するため、主要科目である民法、商法・会社法、不動産登記法、商業登記法の基礎を学習します。何をどのように学習しなければならないかをお伝えし、過去問を通じて受験指導をしていきます。法学部で法律を学ぶみなさんの積極的なチャレンジをお待ちしております。

担当教員紹介

野村 康春
野村 康春
YASUHARU NOMURA

行政書士法人シティ共同法務事務所代表
行政書士(出入国在留管理局申請取次)

中央大学法学部国際企業関係法学科卒業
専修大学大学院法務研究科法務専攻修了
法務博士(専門職)
司法試験合格

メッセージ

みなさんこんにちは。行政書士講座・司法書士講座を担当する野村です。行政書士・司法書士の国家資格は、独立開業して法律専門職として活躍するのはもちろんのこと、民間企業や事務所に勤務して法律知識を活用したり、公務員試験や司法試験にステップアップするなど、みなさんのキャリアに様々な可能性を与えてくれます。

私はいわゆる就職氷河期世代ど真ん中で、就職しないまま大学を卒業してしまいました。しかし、行政書士試験合格から大手法律専門学校の講師になり、その後行政書士として独立開業、法律実務に従事する傍ら法科大学院に進学して司法試験に合格、現在は行政書士法人の代表というステップアップを経てきました。大学卒業後ただのフリーターだった私は、行政書士試験に合格したことで大きく未来が開けたのです。ですので、法律を勉強して国家資格を取得すれば、自分の未来を自分で切り拓けるんだということを、法学部で学ぶみなさんにもお伝えしたいと思っています。

そして、もともと私は木更津中央高校(現・木更津総合高校)の卒業生ですので、母校である君津学園で教壇に立つことには特別な思いがあります。それは清和大学法学部生のみなさんが、行政書士試験や司法書士試験に合格して未来の可能性を切り拓き、「私は清和大学で法律を勉強したんだ」という一生モノの自信をもってほしい、という思いです。

この講座では、国家試験の受験対策に取り組めるようになるための、入門・基礎部分の授業をしていきます。授業では毎回過去問を素材にしながら、実戦的な観点からの法律学習、すなわち具体的な事案を通じて条文や判例知識を使いこなすトレーニングに取り組みます。

みなさんが「法律を勉強して、自分の未来を自分で切り拓いていきたい」と思っていたら、この授業から行政書士・司法書士試験に挑戦してみませんか。

みなさんの気持ちに真摯に向き合い、伴走します。一緒にがんばりましょう。

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